Mon journal 甘くて優しい日々のこと

お菓子とワイン


お酒はあまり強い方ではありませんが
ワインは好きです。更に言うとシャンパンも好きです。
好きですが、詳しくはありません。

これおいしーっ!て思うと、そのワインのことだけは覚えておこうと思うのに
エチケットもすぐ忘れてしまう。

でもおいしかったお酒を飲んだ、その時間のことは、なぜかなんとなく覚えています。
フランスの片田舎、友達の結婚式で、幸せをおすそわけしてもらった気分のときもあれば
逆にすごく哀しいできごとがあった日。東京で一人ぼっちの夜だったり。

ワインをおいしいと思って飲んだ日を覚えているのは
お酒を日常的に飲むほど強くないからこそかもしれませんね。

ワインは私にとって、特別な、少し非日常な飲物なのです。

お菓子にもちょこっと使います。

写真は葡萄とあわせて。もちろんとてもよくあいます。

特別な飲み物なのだけれど、お菓子に使うとなると
リキュール類よりずっと買いやすい存在。
ものすごーく美味しい必要はないですが
1本使うお菓子もそうないので、ほどほどに美味しそうなワインを選びます。

お菓子作りにはほんのちょっと使って、あとは飲んだりできる気軽なワイン。
でもいつものお菓子を少し大人っぽく、シックに変身させてくれる頼もしい存在です。

| ケーキ&シュー | 18:44 | comments(6) | trackbacks(0) |
薔薇とライチのマカロン


クレームパティシエールを炊くと大量に残ってしまう卵白。

卵白の山を見て、うふふふっと思えるようになったら、お菓子作りも中級者…かな?
フランスのお菓子は卵白を使うものが多いです。
そして焼き菓子の場合、ちょっと時間が経ったもののほうが使いやすい。

フィナンシェ、チュイルにダコワーズ、ムラング、ラングドシャ…そしてマカロン。

もうすぐ5月。薔薇のお菓子を作りたくなってまずはマカロンを。
コックの部分には薔薇パウダー、最後にBIOの薔薇の花びらをちらして。

クリームはライチのピュレを入れた簡単バタークリームと
薔薇のジュレをダブルで。ジュレはフェルベールさんのだから味は保障済み。
しかもこの組み合わせは言わずとしれた鉄板の組み合わせ。


実は家で作ると、オーブンが狭いせいか、どうしても表面に焼き色がついてしまいがちなマカロン。
焼き色を綺麗に保とうとすると、水分が飛んでしまって、私の好きなカシャっとした食感になりづらく
ネチッとしてしまいがち。(でも実はネチッとした食感が好きなフランス人は多いのですけどね)

そこでクリームをサンドして半日置くとカシャとした食感になるように、
クリームはいろいろ試してみました。
なんだかんだでまた食べ過ぎたけど、一口いただくとぶわっと薔薇、つづいてライチの香りを
満喫できるマカロンになりました♪しかしこれは好みが分かれる味かしらね。

薔薇も含めてお花の食材、もちろん日本にも売っていますが、ここぞとばかりパリで買っています。



今回買ったお花の食材の一部。ジャスミンのジュレはフルールドランジュ(オレンジの花水)
と合わせたいなあ。すみれはやっぱりカシスでしょうか。
グリオット×薔薇のフェルベールさんのコンフィチュールは
友人からのプレゼント。何に使えばいいのかしらとこれもわくわく。
まずは無難ですが…やっぱりチョコレートに合わせてみよー!と思っています。


お花の香りはスパイスと同じなようでやっぱりどこか違う。
いつもの食材を軽やかに、華やかに、時に激しく変えてしまいます。
なかなか難しいですが、ぱっと決まった時はすごーく楽しい。
少しずついろんなものに取りいれていければいいなと思っています。
| ケーキ&シュー | 21:46 | comments(8) | trackbacks(0) |
ホワイトデーのレモンケーキ


レモン形をしたレモンケーキ。先日、雑誌のお取り寄せのオススメをぽちっとしてしまいました。
まだ来ないんだけど、どんな味だろう〜と家の余りものでトライ。

生地はバターの代わりにサワークリーム(余りもの、その1)を使用。
クリーム状にする必要がないので作りやすいし、ほのかな酸味がレモンとよくあいます。

表面はヤッパリつるんとホワイトチョコ(余りもの、その2)かけでしょう。

コーティングチョコでもよいですが、今回は余りものの製菓用チョコを一応テンパリング。
といっても、適量をざざっと耐熱ボウルに入れ、レンジにかけ、
ほどよく溶けたら、よーく混ぜて完全に溶かす。
それをすぐに使うのではなく、いったん氷水にあて、さらによーく混ぜ、
チョコの粘度が増し、底がやや固まるくらい冷たくなってきたら、
底だけちょっとぬるま湯につけ、ケーキにかけやすいくらいの状態に戻すっていう、
温度計をつかわない、テキトーなテンパリング。
要するに溶けたチョコをすぐに使わず、一旦冷やす⇒温め直す。てだけの話です。
それでも今の季節はわりとうまくいく。ホワイトチョコの量が少なくて、ふちがガタガタですが…
やっぱりパリンと仕上がります。

ところで、生地を流し込む段階で、そういえば、うちにはレモン型がない。。
あのぷっくりとした小さい型…なにかあるかなーとふと目にとまったのが
ぷっくりとしたハート型。

焼き上がってホワイトチョコをかけると、レモンケーキというより…
なんだかホワイトデーにぴったりのケーキになっちゃった。
中にラズベリーを忍ばせるバージョンだとますます…ね。



レシピの詳細はレシピブログさんにて。



| ケーキ&シュー | 11:39 | comments(2) | trackbacks(0) |
ミルクチョコレートのケーキ


バレンタインが終わりましたね〜。
皆様よい日を過ごせましたでしょうか?

そういえば父から13、14日あたりに何回か電話がありました。
「近くきたから元気かな?と思って。」とかなんとか。
家で鬱々と作業中の私は、そんな父につれなく
「元気ないよ!だってのびがいないんだよ!(やや逆切れモード)」と答えたような。。。

昨日ふと、あれ、あの電話、バレンタインあたりだったかも…。ひょえ〜!
と慌ててみても、アトノマツリ。

他の国だと男性からのプレゼントや愛の告白、が基本の国もありますよね。
そもそも甘ものは女性の方が好きなんだから、逆の方がいいな…楽だし…。などと思う私でした。

写真はミルクチョコレートのケーキ。 
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| ケーキ&シュー | 11:32 | comments(6) | trackbacks(0) |
ガトーショコラとラムボール


パリで滞在させてもらっている友人の家ではたまに子供たちとお菓子作りをします。
友人のリクエストで、フランスではなぜかなかなか見つからないお菓子を作ることが多いです。

今まで作ったものは、シュークリーム、チョコチップクッキー、ショートケーキ…
今回はショートケーキにプラスしてガトーショコラも。

ガトーショコラは世の中にたくさんあって、好きな配合もいろいろあるのですが
ここのところのお気に入りは「かわいいチョコレートのお菓子」に載せたレシピです。
チョコレートの味をストレートに味わいたいので
どんどんとチョコレートの量が増えていきました。
他のレシピに比べると卵に対して少しチョコレートが多めかも。
でも食べてどんよりと後味が重いケーキにはしたくないので、
バターが必然的に少なくなっていきました。
食感は優しく儚く、なので粉はごく少量。

アーモンドパウダーやココアは使いません。
コクや苦みはチョコレートの味で十分だから。
とにかくおいしいチョコレートを、ストレートに。
でも板チョコとは違う口あたりで、ふんわりとした食感でいただくお菓子です。

ガトーショコラは、なんとなく私のお菓子の基本形かなと思います。
素材のもつ良さを活かしたお菓子。と言えば聞こえはいいですが、
素材に頼るので特に高度テクニックも必要ない。おいしいものが誰でも作れます(笑)

なのでチョコレートだけはカカオマスの含有量の高い、上質なものを。
パリではUN DIMANCHE A PARISのタブレットを使いました。
お気に入りはヴァローナですが、なんだかパリの方がお値段が高かったような?
いつも製菓用の1キロを使ってるからかしら…。




今回は子供たちと一緒に。付録も子供たちがチョキチョキとカットして活用☆


ところで、私が人生で一番最初に作ったお菓子もチョコレートのお菓子でした。
ラムボール。



こちらも「かわいいチョコレートのお菓子」から。スタイリングは伊東さん。

全部の材料を混ぜるだけ。オーブンも型もいらないお菓子。
なぜか編集部に持ち帰ったお菓子の中で人気が一番高かったそうです。
嬉しいような…でもそれってどうなんだろう?(笑)

でもピックでつまんでパクパク食べられるってところと、
ラム酒とビターオレンジマーマレードの香りが深夜仕事に疲れた大人にぐっときたのかもしれない…。
後日レシピブログの連載にこちらのレシピはアップしますね。









| ケーキ&シュー | 15:53 | comments(2) | trackbacks(0) |
スイカのショートケーキ



**はじめに。。今年は唐突に8月開催の単発クラスを行うことにしました。
少しだけですが空席ございます。詳しくは→こちら
ご興味ある方はメールにしてご一報ください〜。


ふわふわのジェノワーズが焼けたら、ショートケーキが作りたくなります。
でもイチゴは今ないし…。

写真はスイカのショートケーキ。 五反田のヌキテパのデザートとして有名です。
表面にはパールオショコラ。種に見えたらおもしろいかなあと思って散らしてみました。

しゃくっとした歯触りがおもしろく、家で作ってもなかなかおいしい。
スイカに水分があるので、作ったらその日のうちに、いただいた方がいいかもしれないですね。




小さくカットしてもかわいいです。

フランスのジェノワーズはどちらかというとぱさぱさっとしたもので、
シロップをしっかりひたすための土台という感じでしたが、
日本風のジェノワーズは、全然違う。
キメが細かくてふわふわしていて
何も塗らずに、そのまま食べてもおいしいなあと思います。
この生地を味わうにはやはりショートケーキが一番かしら。
ああ、この季節は桃を入れてもおいしいですね。

フランスにずっといる友人からは、遊びに行くと、よくこのショートケーキをリクエストされますが、
(余談ですが、そういえば留学中、私が一番食べたかったものは、寿司等の和食ではなく、洋食、でした。)

フランスの生クリームは、とても脂肪分が低いため、ホイップした状態をキープできないんですよね〜。
先日はクレームドゥーブルという、サワークリームに似たものを混ぜて固さを出しました。
すこしだけ酸味が入ってさっぱりしたクリームになりました。

日本ではきちんとホイップできる乳脂肪40%以上のものが通常売られているので
簡単!私は、手に入るときは、カルピスの40%のものを使っています。
| ケーキ&シュー | 12:32 | comments(2) | trackbacks(0) |
2012パリスイーツその2


パリのガレット。一番がっかりしたのはコチラ。こちらはパンで有名なポワラーヌのもの。
帰国当日に最後の最後にサブレと一緒に買って帰ったのですが、
東京に戻ってわくわくっとカットしたところ、
なんと、中は空洞。クリームなし。…(涙)
なんか説明書きあったのかなあ。。折り込みパイは美味しかったですけど、さみしかった。。

と、ガレットをいまだに話題にしているのは私くらいで
街はすっかりバレンタインシーズンですね。
週末あたりには滑り込みで私がパリで散在したチョコレートたちをご紹介できればと思います。

☆最近のお仕事☆
・主婦と生活社さんの「すてきな奥さん」では、ホットケーキミックスや市販品を使った
お手軽バレンタインスイーツをご紹介しています。
私のお気に入りはこの2点!





立派なシリコン型の付録がついていましたよー。最近の雑誌の付録はすごいですね〜。



・エイ出版さんの「暮らし上手のお菓子作り」ではパンケーキメニューを4品
ご紹介しています。私はともかくとして「暮らし上手」な方たちのテーブルセッティングなどが素敵です☆
ドリーミアクラブサロンリレーにて愛用品をご紹介。

あ、遅ればせながら、レシピブログの連載、マカロンのクリーム編
http://www.recipe-blog.jp/blog/yokowakayama/2012/02/post-119.html







| ケーキ&シュー | 23:59 | comments(2) | trackbacks(0) |
オリーブオイルとブルーベリーのケーキ


オリーブオイルとブルーベリーのケーキは「スクエア型のケーキとタルト
の1ページ目にくるはずでした。
なのでとても簡単。ワンボウルでできます。
次ページのコーンミールのケーキと並んでオリーブオイルの香りがアクセントになる軽いケーキ。
このケーキはバターよりオリーブオイルの方があうかなと思います。

バターを使わないのでバター不足の今、ちょうどいいですね。
すぐに作れるのでぜひ焼きたてが冷めたあたりをいただいてくださいね。

オイルのケーキは2,3日するとどうしても味が落ちてきてしまいます。

気づいた方もいらっしゃいましたが、この本を作るときイメージとして
なんとなく、のテーマカラーが自分の中にあって
それは、まさにこのオリーブオイルのケーキのスタイリング。
大谷さんが私がつぶやいたイメージをとり入れてくださったんだなと思います。
レシピはレシピブログの連載からどうぞ。


(レシピブログのタグをクリック→
レシピブログのトップページ、左上、HOMEの横に特集&連載があるのでそこクリック
→特集の下に連載を持っている人がわーっと出てくるのでそこの私のとこをクリック。

OR私のブログの右端カレンダーの下、
お菓子教室のタグのさらに下のタグをクリック。)


| ケーキ&シュー | 09:45 | comments(2) | trackbacks(0) |
モンブラン☆

モンブラン作ってみました。

いろんなモンブランがあると思うのだけれど私のお気に入りは土台がタルトでなく焼きメレンゲのもの。お店では「プレシューズ」のが好きです。アンジェリーナの激甘こってり、も好きです。

天板一つで作るたくさんの焼き菓子」に載せているメレンゲを丸型で絞ったものを土台に。
上には星口金で絞ったものを帽子のようにトッピング。



栗のクリームは、濃厚にしたいのでゆでた和栗+生クリーム(タカナシ47%)と砂糖を混ぜて、がんばって漉しました。

中身はホイップクリーム。こちらは軽ーく仕上げたいので35%のものを使用。
軸になるのでしっかりたてます。あればジュレデセールで保形してもいいのですが、
家で食べるものなのでなしで作ってすぐいただきました。
そして長野の友人からもらった山ぶどうを煮たものを潜ませました。
マロンとカシスはよく合わせるのでそれの代用。酸味がアクセントになっておいしかった!



同時に渋皮煮も作ったのですがまだシロップが沁みてないなと思ったので
上はクオカさんで購入した和栗の渋皮煮。小ぶりだけどおいしかったです♪


しかし久々に絞り出しをしたのでひどい。
ブログ用に1個きちんと仕上げたけど後は、焼きメレンゲでクリームをすくっていただきました。

レシピは明日レシピブログの連載に載せますね♪

撮影でもご協力いただいているタカナシ乳業の生クリーム、
生クリームは40〜42パーセントが安定していて使いやすいと思っている私。
今回40%がもらえるということで小躍りしてモニターに募集したらサンプルいただけました♪
もともと42%も作られているから違いも気になります。
が…。今週から連続撮影なため冷蔵庫が生クリームだらけになっております。。
頑張って消費中!

生クリームを使った料理レシピ生クリームを使った料理レシピ

詳細レシピはこちらからも。
続きを読む >>
| ケーキ&シュー | 21:01 | comments(5) | trackbacks(0) |