ショソンは大好きなお菓子ですが、パン屋さんで売られてる庶民的なお菓子のくせに
意外と成形が面倒です。しかもぶわっと膨らまないと…と思うとパイ生地も一番生地を使いたい。
なんだかんだでミルフィーユのほうが楽じゃないだろうか。と思います。
でも、このおいしさといったら!
本当に家で作る価値のあるお菓子です。
成形に手間取る割には、意外と早くに色づいて、美味しそうな香りを部屋中に充満させるので、
も、もう食べれるんじゃないの〜?とせっかちな私はオーブンを開けてしまいたくなります。
今回、撮影の間の中日に、友人である
メゾンベニコのベニコさんが東京にたまたまいらしたので、遊びにきて。とお誘いしました。
私は彼女の、ガシっと主張しながらも繊細な味わいの焼き菓子の大ファンなのです。
やったー!ちょうどいい。お茶がてら秘訣を教えてもらおう。。という魂胆、でした。
そして、おしゃべりしながらショソンを作り…
私は「焼き上がったかも?!もういいかも〜?」と立ち上がり、そのたびに止められた(笑)
3回くらい。
「表面はいい色だけど、見て!層の部分がまだ薄い色でしょ。」
たしかに…。こんがりとした表面とは裏腹に、膨らみ始めた層の部分はまだ色白。
結局、更に20分位入れていたように思います。
そうして焼き上がったショソンはやや色黒ではあるけれど、余計な水分が全部飛んだ分
ハラハラと崩れる食感はなんとも軽やか。そして焼き切った粉の香ばしさがたまりません。
湿度の高い夏でも、翌日もおいしくいただけました。
こちらは、ガレット。
この美しい層は焼き切ったあかし
だからみなさんも焦げちゃう?と不安でも。もう少しオーブンに入れてあげて。
中温のオーブンでは、5分やそこらじゃ、焦げません。
その5分こそがフランス菓子になる時間なのかなと思います。
そうそう、肌寒くなってこういったパイのお菓子がひときわ美味しく感じられるシーズンですが
メゾンベニコさんも出店するマルシェドノエルももうすぐ。。
うわ、もうノエル?!と焦る気持ちも(めちゃめちゃ)ありますが、ワクワク楽しい季節の到来ですね。
<マルシェドノエル>
日時 11月22日(金)から24日(日)までの10時から16時 雨天決行
場所 茨城県近代美術館テラスほか
(水戸駅北口8番バス乗り場より、文化センター入り口下車徒歩3分)
HP https://www.facebook.com/Marche.de.Noel.kinbi