Mon journal 甘くて優しい日々のこと

おやつのもと

写真馬場わかなさん、スタイリング城素穂さん デザイン福間優子さん。
河出書房新社さんから22日に発売となります。「おやつのもと」

ずいぶんとご無沙汰していました。ブログアップ。
なんだか新しいフォーマットになってから、すっごくめんどうで!(オバサン。)
そんなこんなで2月撮影していた本が、もうすぐ発売になってしまいます(汗

純粋にお菓子の本。
私のお菓子の本は甘くないレシピも、必ず少し入れているので
(パウンド本もケークサレ、天板もタルトフランベ、パンケーキやスコーンもそうですね)
オンリースイーツ。久しぶりです。
撮影の間、私って本当に甘いものが好きなんだなとつくづく思いました。
ある種の諦めというか、悟りというか(笑)

この本は、「我が家のおやつ」が、スタートでした。
基本引きこもりのお仕事なので、打ち合わせ、または友人と会うとき、などなど人を我が家に招くことが多いのですが、
そんなときは「おやつ」をお出しします。
お越しいただく手前、やっぱり美味しいもの出したいので、なんか作ります。
(職業柄そこは暗に要求されている気もしなくもない。)
でも、そのためには、ほとんど時間かけてないんですよね。

なぜなら、なんかしら「おやつのもと」になるものが冷蔵庫なり冷凍庫にあり、
それをアレンジしてるだけだから。

例えばりんごのシロップ煮がある。
最近いつも朝ご飯にヨーグルトに乗せて食べてるもの。
あれを、真夏なら前の日に凍らしておいてグラニテにしてお出ししよう。
寒い日なら、上にクリームのせて焼いてみよう。
と、思う。



そんな風に気軽に手作りのおやつは作れるんだよー。とご提案する本があればいいね。という企画だったのですが、これが本当に難しかったです。

おやつのもと、を一度作って、そこから更に手を加えないと食べられない、二度手間に見えないかなあとか。
数ヶ月、いろいろいろいろ本当にデザイナーさんと編集さんと悩みました。
もしかしたら意図が伝わらないまま、本屋さんの棚にひっそりとしまわれているかもしれません。


すぐ作れる!というものだけじゃなくて、
難しくはないんだけど、すこし時間がかかるものもあります。
でも私にはその価値があると思える「美味しさ」のあるものです。

例えばこのババロアは定期的に食べたくなるけれど、えいやっと腰を上げないと作る気がしない代物です。(笑)
別に難しくないのですけどね。ワンボウルで作る手軽さないし、冷やす時間もかかる。
でも久々に作ると、やっぱりおいしいなあ。とひとすくいひとすくい味わって食べてしまいます。

料理本の制作に携わって数年。
最初は本を出すこと自体が嬉しくて、なにかの記念メダルのような存在だった著作が、しだいに、本の向こう側…読者の方々に贈るプレゼントのような存在になってきました。しかもお金を出させるもの。しかも知らない人に!
どうしたら作りやすい?どうしたら目を引く?どういうものがおいしいと思ってもらえる?
どうしたら…

「どうしたら多くの人に気に入ってもらえる?」
当たり前ですが、そこがスタート地点。
売る、ということは、最大公約数の好みを意識する。ということでもあります。

ですが、今回は、本を受け取る読者を、「売る」ということを、敢えてあまり意識しないで、作らせてもらった気がします。
私の好きな、いつも作ってるもの。私の食べたいものだけ。
それを「ね、食べてみてー!わたしすごい好きなんだけどどう??」と皆さんに食べてほしいだけ。
そしてすごーく好みのスタイリングとデザインと、写真!見て見て見て!という…
今回は…ちょっと独りよがりかもしれません。(笑)

でもでも、自分の手で作ったものを食べる楽しさが伝わればいいなという想いは、いつも変わりません。
皆さんに手に取って、あ、かわいい!おいしそう!と家につれて帰ってもらえますように。
そしてさらに贅沢言うならば…
作って食べて、気に入ってくださるといいなあ。

 
| おしごといろいろ | 18:32 | - | - |