Mon journal 甘くて優しい日々のこと

ポップオーバー

6月13日に発売された「はじめてのポップオーバーBOOK」
写真新居明子さん スタイリング中里真理子さん
新居さんは、この仕事を始めてほとんど最初の撮影で一冊ご一緒して以来、今回が2回目。久々でとても嬉しかったです。
誌面は賑やかなデザインですが、写真自体は中里さんのスタイリングと相まって、少し大人っぽいクール系アメリカンな感じ。新居さん&中里さんのお人柄がでてるのかな。颯爽としたかっこいい女性のイメージです。




ポップオーバー。
この不思議なクイックブレッドは大学生時代、洋書を見て作ったのが初めてでした。
 
お菓子やパンを作るとき、失敗の一番は「膨らまない」こと。
ふんわり膨らませるために、メレンゲをたてたり、さっくり混ぜたり。。
それなのに、ぷくっと膨らんだポップオーバーの写真の横には英文で
「しっかりぐるぐる混ぜる」とありました。
見まちがい…?
だって粉ってものは、加えたらさっくり混ぜないといけないんじゃない!?
…しっかり混ぜたら膨らまないのでは???
 
そのときは、本当に何か私の知らない英語の比喩表現なのかと思ったほどです。
だから半信半疑でぐるぐるとまぜあわせ、生地がぷーっと膨らんだときはびっくり。
その後、数年前ハワイのBLTの巨大なチーズポップオーバーがおいしかったのでまた私の中でブームに。
雑誌のハワイ特集でも一度レシピをご紹介しました。



今ではすっかりブランチの定番アイテムになっていたので、
「ブームになるかもと思うんです!簡単だし、なによりおいしいし!」
と勢いよくおっしゃる編集さんに「い、いま?」と一瞬思ったのですが、そういえば食べられるとこってあまりない。
今でもたまに私が日常で作っている、=手軽でおいしい。ということですし、まだあまり知られていないなら、ぜひご紹介したいと思いお引き受けした次第。

このお菓子、というかクイックブレッド、ラフに作ってラフに食べるのがおいしいと思います。膨らむための材料は…
粉も強力でも薄力でもかまいませんし(本の中では一般家庭に普通にある薄力粉に統一しています。)牛乳は豆乳でも、バターはオイルでもかまいません。


コツはしっかり混ぜること、最初の火入れを高温にすること、その後こげない程度に
しっかり乾燥焼きさせることでしょうか。

ところで、なぜ混ぜるだけで、このクレープみたいな生地がこんなに大きく膨らむのか、私はいまだにさっぱりわかりません。
熱が加わることで何の成分がどうなったらああなるのか、
どなたか科学的にご説明できるかたがいないかなあ。(他力本願)
と思いながら、作るといつもオーブンに張り付いて膨らむ姿を眺めています。
本当に「ポップオーバー劇場。」と言った感じに劇的に膨らむのが楽しいのです。

この本の中での私のリピートアイテムはストロベリーバター。
デザートは混ぜるだけのふわっとしたレアチーズをよく作っています。

そして何にでも合わせやすいということで、スープカテゴリーにはこの冬、自分がはまっていたレモンスープのレシピもいれてみました。とろみが優しくて寒い時期もおいしいけれど、きゅっと酸っぱいのでこれからの季節にもいいと思います。

翌日食べるときは少し柔らかくなっているのでトースターで焼くとさくっとします。
グラタン系は翌日以降もおいしく食べられるのでおすすめ。


あとは…ファラフェル。通常ピタパンと合わせるものですが、もちっさくっとしたポップオーバーにはさんで食べると、おいしい!これは発見でした!揚げものはやや面倒ではありますが、その価値あり。
ヴェジタリアンメニューなのにコクがあるので、女友達の集まりには必ず喜ばれる♪
(逆を言うと男性にはなぜかイマイチ受けがよくない気も 笑)
 
ポップオーバーはいつも食べてるお菓子より、もっとフレンドリー。
どんなものにも合わせやすく、誰からも好かれる食べ物の一つではないかなと思います。
膨らんだら、成功!その後のアレンジは、お好きなものと一緒に…つけていいし、はさんでもいいし、中に詰めてもいい。食べ方もご自由に。という、懐の広いクィックブレッド。
日本ではまだ召し上がる機会もあまり無いですし、本当にぐるぐると混ぜるだけなので
家で作ってみる価値があるものだと思います☆

ところで。
私は、スタッフ全員が私の作ったものを実際に食べ味を知る、そしておいしいという気持ちを共有すること。
それが「よい本」を作る上で大前提だと思っているのですが
もう一つ、撮影スタッフ(特に最後までおつきあいくださる編集さん)が実際に発売までに自ら作ってくださる回数が多ければ多いほど、よい本になってる。というジンクスが…。
ポップオーバーブックはその意味でかなり上位です。(笑)
 
| おしごといろいろ | 01:26 | - | - |