Mon journal 甘くて優しい日々のこと

オーブンレシピ増刷のおしらせ。


ここのところ、慣れないテレビの仕事と単行本撮影が固まっていて
ブログ更新がすっかり滞っておりました。。
発売1ヶ月で「簡単なのにごちそう。焼きっぱなしオーブンレシピ」の重版がかかり、そして一昨日3刷がきまりました。
ネットを中心に在庫切れを起こしていますが今週末には増刷分が回る予定出そう。
予約されている方はご不便おかけしますが、今しばらくお待ちください。

オーブン料理の企画が上がったのはまだ寒い3月でしたから、
くるりと季節が回り…これからがオーブン本番ですね。
この本について、少し思っていることを書こうと思います。

上下からじっくりと。遠火が得意なオーブン。
たっぷりの量のお肉を野菜と一緒にローストすることがフレンチやイタリアの家庭料理には多いでしょうか。私も昨年出したフレンチデリという本では、いろんな野菜を天板に乗せてじっくり焼き上げたお料理をご紹介しています。

ですが、今回はできるだけ時短で。材料も少なく、量も少なめに。
というオーダーだったので、すこし頭を悩ませました。
天板に直に材料をぱらぱらとのせると火の通りが一番早いですが
天板に油がついたりすると洗うのが面倒だし
お肉の匂いがついたらお菓子が焼くときに気になるし…(私だけ?)
2、3人分ならオーブンウェアを使ったほうがいいかなと今回はいろんな
耐熱容器が登場しています。
ホーローバットでもいいですし、グラタン皿みたいなものでも。
器の大きさは表記してありますが、融通は利きます。
ただ、小さめの容器に材料を重ねると、やはり火の通りが悪くなります。
時短を一番に考えるなら、直接火にあたる部分をきもち多めに。
食材同士は離して焼くほうが圧倒的に火の通りが早いです。
焼くものによっては、パリっとなり、おいしい。
(手羽先などは間隔をあけて焼いた方が私は好みです)
ですが、逆に言えば、乾燥しやすくぱさつきやすいということでもあります。
材料の入れ方はbefore写真を参考にしてもらえればと思います。

 
そして時間を短くする上でのもうひとつのコツ。
それは野菜の切り方です。
小さめ薄めにすれば火の通りは早くなりますが、
その他にも…例えば、鶏胸肉のお料理は、ブロッコリーを下ゆでするかわりに
茎に十時に切り込みを入れています。これは絶対に必要。
そして水分と一緒に加熱することで火の通りを
お肉と同時になるように考えてみました。
ブロッコリーから出る水分が蒸気となって胸肉のパサつきを防ぐ効果も狙っています。
時間はうちのガスオーブンとアシスタントさんとライターさんの電気オーブンで計り、やはりばらついたため、少し余裕を持たせたものが多いです。
様子を見つつ、ご自分のオーブンのクセを掴んでくださいね。



after


 
なじみのある調味料や食材の足し算引き算で加熱することで味が深まるレシピ。
メインとなる食材を決めて、それを引き立てる食材をプラス、なくてもいいものは引く。
できるだけ食材は少なく。。
いろんな食材を使う料理なら、その分、彩りも美しく食感もアクセントをいれたい。
お菓子作りと考え方は同じですが、料理本はお菓子に比べてレシピ数多めなので…
本の中での味かぶり、材料かぶりをできるだけ避けての70弱のレシピ、というのは
なかなか私には難しいお仕事でした。
(極端に好きな野菜があったりすると全部に入れてしまいたくなっちゃうんですよね…)


写真は、豚の薄切り肉を使ったロール。
時間がないときは薄切りを使うのがお手軽です。
お肉の量によって、2人用にも4人用にもできるのもラク!
しかもどこでもスーパーに行けば綺麗な薄切り肉が買えるの!日本ならではです。
お肉の間においしさの素をくるくるっと丸めて包んで、上にパン粉をちらしてさくさく感も+。

夏の撮影だったため、付け合わせは大好きな桃押しでいきましたが、これからの季節はりんご、洋梨、葡萄、いろいろな果物で試せると思います。なにげに缶詰の杏缶もおいしかったし、かわいかったです。果物の甘さはちょっと、、と思われる方はシンプルに玉ねぎだけ、というのも素敵です。(紫玉ねぎだと色も綺麗!)

ちなみに焼く前はこんな感じ。


肉汁のしみ込んだ野菜は、ビタミンの豊富な付け合わせでもあり、ソースがわりでもあり…
お料理が出来上がる頃にはお部屋もオーブンの熱で少し暖まる。
オーブン料理って本当に優秀だと思います。

作って食べて、笑顔になってくれてるといいな。
暖かい団らん風景を妄想しながら、にやにや、また新しいレシピを考える。

その道のりには、実はイマイチなのにカロリーばかり高い料理もあったりして。
年を追うごとに胃もたれは辛くなる一方ですが。
皆さんの分は私が太りましょう!(笑)

本の後書きにも記しましたが、
せっかくとっても便利な賢いオーブン。
皆さんの食生活を支えるベストフレンドとなってくれますように。

(画像はすべて「簡単なのにごちそう。焼きっぱなしオーブンレシピ」より。写真木村拓さん、スタイリング城素穂さんです。)

 
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